
以前も書いたことがありますが、当方は鉄っちゃんであります。
2000年代半ばころは、助成事業の会議のために、年に2~3回、県内の他組織の方とともに東京に出向く機会がありましたが、旅程を組むのはもちろんわたしの担当でした。コロナ以降は近畿の外に出る機会はかなり減りましたが、年に1~2回は近畿の外に出向く機会があり、そういう時に旅程を組む時間はやっぱり楽しいものです。
当然、遠方に出かけるからには費用がかかります。
わかやまNPOセンターや和歌山県NPOサポートセンターの用務で出張する際は、わかやまNPOセンターで定めている旅費規程に準じて旅費が支給されます。当方の旅費規程では遠方への出張の場合、和歌山駅と目的地の最寄り駅を合理的な経路で移動した際の往復旅費、日当、宿泊費が出ることになっています。
他機関の主催事業などで先方が旅費を負担してくださる場合は、基本的にそれに準じます。最近は、ウェブで任意の日付・ルートで移動した場合の運賃検索が容易にできるようになっている(特急料金は繁忙期と閑散期で金額が異なることがありますが、その計算も自動でやってくれます)ので、最寄り駅と交通手段をお知らせしておくだけでよくなったケースが多い印象です。なお、飛行機を利用した場合は、領収書や航空券の半券の提出が求められるのが今でも一般的でしょうか。あまり飛行機は使わないのでよくわかりませんが…(国内線はどうしても関西空港より伊丹空港の方が充実しており、和歌山県民としては手段として選択しにくいのです)。
せっかく普段は行かない遠くに行くからには、目的地だけではなく、周辺も行ってみたくなるってのが人情じゃないですか(?)。特に普段なかなか会えない方が近くにいらっしゃるとか、行きたいけど行けなかった施設や機関などがあれば特に。ただ、何か事業などの打ち合わせをするとかでなく、単に近くまで行くからついでに…であればその移動は自費負担にはなりますが、それでも自分の見識を広げるという意味では必要なものだと思ってます。
とはいえ、最近の県外出張は日程をギチギチにせざるを得ないことが多く、目的地で用務を済ませたらすぐに帰途に、というケースがほとんど。以前に比べたら新幹線の本数も増えましたし、和歌山と新大阪を結ぶ特急の運転時間帯も広がりました。このため、前泊・後泊をする必要性が薄れつつあることも大きいのかもしれません。
20年ほど前、東京からの帰り、新幹線に乗っても和歌山着は相当遅くなる、どうしようかと考え、次の日が休みだったこともあり、新幹線との差額を自己負担し、もうすぐなくなると言われていた寝台特急「出雲」に福知山まで乗車し、そこから尼崎に抜けて帰ったことがありました。自己負担額は数千円はしたと思いますが、それはそれでいい思い出になりました。それも自分の見識を広げるという意味では必要…だったのかどうかの判断はみなさんにお任せすることにいたします。
