2016年に2度の震度7の大地震に見舞われてからわずか10年で、しかも前回とさほど離れていない場所での3度目の震度7の大地震。被害に遭われたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
7月29日11時の消防庁まとめによると、10名の方が亡くなられており、30名以上の方がけがをされている模様です。昨夜遅くの報道では病院に搬送された方が合わせて200名程度いらっしゃるようでしたので、さらに人的被害の数としては多くなるのではないかとみられます。また、建物被害は先の消防庁まとめではまだ一切計上されておらず、この稿を書いている時点ではまだ被害の全容は明らかになっていません。少しでも被害が小さいことを祈るばかりです。
既に被災地支援に取り組む団体は先遣隊を派遣したり、活動に必要な原資の寄付募集を始めたり、と様々な動きが見えるようになっています。
2016年の際は、地震から5か月が経過した9月に、九州ろうきんさんがおこなっていた被災地支援活動に協力する形で近畿ろうきんさんが主催されたボランティア活動に参加し、西原村と南阿蘇村に行かせていただきました。
その時に訪問させていただいた集落では、仮設住宅や親類宅に身を寄せる方が多く、人口が減少しているんだという声、また同じ地区であっても断層に近く被害が大きかった家屋と、比較的被害が少なかった家屋の差が大きく、それが住民のみなさんの間のわだかまり、コミュニティ分断につながっているんだという声を聴きました。自然災害ですから誰が悪いという話ではないのですが、自分の気持ちの持っていきどころがなく、つい、被害が軽かった人に強く当たってしまう、そんな複雑な感情をお持ちなのかなと推察した次第です。
そのときに求めた復興支援Tシャツは今もよく着用しており、おととい月曜日にも着たばかりなんです。またなんでそんなタイミングで。
今回の被害エリアは前回よりも全般に南に寄っているようですが、南西から北東方向にかけて広範囲で大きく揺れたようで、被害を受けた地域が広いのではないかと懸念しています。高速道路の高架橋のジョイント部が1mくらいの高さまでずれていましたが、写真を見ると近くには断層が地表に露出しているようにもみえました。断層が露出した長さなどについては今後の調査が待たれますが、断層が露出するということは相当大きなエネルギーが働いたものと推察されます。
その2016年熊本地震などを教訓に組織された、災害ボランティアの中間支援組織「KVOAD(通称:火の国会議)」がすでに現地ニーズの調査を始めています。
国は防災庁設置を念頭に、各県に「災害中間支援組織」を設置することを目指しており、KVOADはその先達ともいえる存在です。和歌山も現在組織化の準備をしており、わかやまNPOセンターもその議論に参加しています。被害の情報や現地の活動に関する情報を収集しながら、そして先達の動きを確認しながら、和歌山でできることに取り組んでいくつもりです。
