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危険なところは実はほとんどわかっているというお話…わかやまNPOセンターの日記

投稿日: 2026-07-22
情報更新日: 2026-07-23
タグ: 自然災害,防災
本当に映像を見るだけでも辛い…

 今年の梅雨は「いつもの梅雨」という感じでしたね。梅雨の時期はひんやりして、去年とは大違い。
 それでも梅雨末期、そして梅雨明けからも夕立…というには激しすぎる豪雨であちらこちらで被害が出ています。

 豪雨による土砂崩れに家屋が巻き込まれて、中におられた方が亡くなられる被害も後を絶ちません。一方、災害について研究されている専門家の調査によると、土砂災害が起こる場所のほとんどは、「土砂災害警戒区域」もしくは「土砂災害特別警戒区域」として指定されている場所であるようです。

 ただ、土砂災害警戒区域などに指定される前に建設された家屋なども少なくなく、そうした場所で暮らす方からは「多額の費用をかけて今さら引っ越すわけにもいかない」という声も聞かれるのも事実ですし、自身の地域にネガティブな印象を持たれたくないとして災害リスクを広く公開することへの抵抗の声もかつては少なくなかったといいます(東日本大震災で津波被害を受けた地域にもこのような地域はあったといいます)。
 また、賃貸住宅や不動産取引などの現場で災害リスクをきちんと顧客に伝えられているかどうかという問題もあります(最近は災害リスクをきちんと示すよう求められており、中の人はいまの住まいに転居するときはハザードマップを使った説明を受けました)。

 とはいえ、ひとたび災害が発生してしまえば、そこに暮らす方の生命の危険に直結する課題でもあります。まずは、わかやま土砂災害マップや重ねるハザードマップでご自身の住まいや職場、関係先にどのような自然災害のリスクがあるか、確認していただければと願うばかりです。

 また、ここ最近の大雨災害のなかには、土砂災害警戒区域外で発生したものも出てきているといいます。ハザードマップでうちは被害想定外だから安心、ではなく、考えうる最大の備えはしておきたいですね。そしてゲリラ雷雨などはスマホアプリなどで捕捉できるようにしておき、例えば時間雨量30mm相当以上の雨が降った場合は浸水や冠水への備えをする、などを考えておくのもいいかもしれません。

 同じ雨量でも、その降り方によって周囲の状況は変わります。例えば雨量50mmが1日かけて降った場合はまず大丈夫でしょう。でも50mmの雨が1時間で降った場合、排水施設は処理能力を一時的に超えるものが出てきます。30分で降ってしまった場合は1時間100mmの猛烈な雨に相当しますので、よりパンクする排水施設が増えると思われます。また、最近の局地的な大雨は少し離れるだけで雨量が全然違うことも珍しくありませんので、メディアで報道される雨量(アメダス観測点や自治体が設置している雨量計のデータ)だけをうのみにしてもいけません。

 まず、ご自身がいる場所の災害リスクと、いま起こっている気象事象を把握するだけでも被害に遭うリスクは変わってくると思います。くれぐれも安全第一でお願いします。

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