
わかやまNPOセンターが法人化したのは2002年ですので、今年で丸23年を迎えます。
一般的に10年ひと昔とか言いますので、もう「ふた昔」ですよ、ほんとに。
ここ最近、活動を通じて知り合った方の訃報をよく聞くようになりました。そういえば最近お見かけしないな…と思ったらお亡くなりになっていた、とか、逆につい最近までお元気だったのに急に、とか。NPO黎明期に団体を立ち上げられた方のなかには現在70代、80代という方もいらっしゃいますので、ご高齢で身体の状態が悪くなられることはあるのでしょうけれども、やはり元気に活躍されていたときを知っているだけに、やはりショックも大きいものです。
さて先日当方に来られた方、最初は気づいていなかったのですが、先方さんからお声がけをいただいたら、10年以上ぶりくらいにお会いする方でして、少し話をさせていただきました。
かつてわたしが役員をさせていただいていた団体で同じく役員をされていたこともあり、当時は役員会がある2カ月に1回程度はお会いしていたのですが、その団体の役員を退任してからはほとんどお会いすることがなかったのです。
その方はわたしより二回りほど先輩で、いまは70代半ば。「いやぁ、病気してめっきり身体が弱くなったんや」と笑っている表情はどこか少し寂しげ。しかも、わたしが存じている別の方がもうずいぶん前に亡くなられていたことも教えてくれました。その方を最後にお見かけしたのはたぶん10年ほど前、当時はまだ自動車を運転されていて日常生活には支障がないようにみえましたが、たぶんその時で70代半ばくらいだったはず。そうか・・・とまたさみしくなったのでした。
その後、数年前に亡くなられた別の方のお話に。その方はご夫妻ともども存じ上げているのですが、奥さまはというと…「いやぁ、あの方は今でもバリバリ活動されていますよ」と。あれ、20年前には職場を定年か定年近くで退職されていまの団体を立ち上げられていたはず…。すごいパワーだ。逆に活動されているからお元気なのかしら。高齢になっても生き生きと過ごせるのは本当に理想的ですよね。
10年ひと昔なら、10年先は「ひと未来」。ひと未来先、ふた未来先、わたしたちは何をしているのでしょうか。どんな地域になっているのでしょうか。ネガティブな話題が多いこの頃ですが、たまには楽しみながら考えていきたいものです。