
NPO界隈はそろそろ総会シーズン。和歌山県NPOサポートセンターでも多くの団体のみなさんが印刷機を利用される季節です。
この印刷機、カラー印刷、両面印刷、ステープル綴じなど多彩な機能がありますが、改めて総会シーズンにお役に立ちそうな機能をご紹介します。
【PCからの印刷】
この印刷機はパソコンからの印刷に対応しています。今年4月に機種を変更し、Windows11・Office2024に切り替わりました。Word・Excel・PowerPoint、PDFの各形式に対応しています(レイアウトが崩れにくいPDFがおすすめです)。
なお、一般的なWindows PC、Officeに付属しているもの以外のフォントは適切に反映されませんのでご注意ください。特に年賀状ソフトなどに付属しているフォントは大きなレイアウト崩れの要因となります。
【両面印刷・ステープル綴じ印刷】
すでに多くの方にご利用いただいている両面印刷、ステープル綴じ印刷。
両面印刷は、片面のみの原稿を両面に、両面の原稿を両面に・片面に、印刷することができます。
ステープル綴じは、左・右・上のいずれかに2本、または、左上もしくは右上のいずれかに1本、打つことができます。
【小冊子印刷】
A4サイズの原稿をA3判見開きに、B5サイズの原稿をB4判見開きに、またはA4サイズの原稿をA4判見開きに(1ページはA5サイズ)、などという印刷ができます。真ん中をステープル綴じすることもできます。
なお、枚数が多い場合は、1冊が複数冊に分かれて排出されます。また、ステープル綴じはステープルの強度の都合、おおむね10枚程度まで(40ページ程度まで)のご利用となります(印刷内容により異なります)。
【表紙付け・裏表紙付け印刷】
冊子の表紙や裏表紙の色を変えたい、というようなこと、ありますよね。それ、できるんです。表紙のみ・裏表紙のみだけではなく、双方をつけることができます。年ごとに表紙の色を変えてもいいかもしれませんし、団体のイメージカラーがあるならそれに合わせて統一するのもいいかもしれませんね。
(1)あらかじめ表紙・裏表紙を印刷します
(2)表紙・裏表紙を任意の用紙トレイに入れます
(3)本文の印刷時に、表紙・裏表紙を挿入してステープル綴じする設定をすればOK
【ページ番号付け印刷】
あらかじめ原稿にページ番号をつけている場合はいいのですが、総会の資料っていろんな種類の原稿がありますので、原稿作成時にはページ番号を振るのが難しいというケースもあります。実は、ページ番号を印刷機が自動的につけて印刷する機能があります。
・1回の印刷ごとに、何枚目から、何番からの番号を、どの位置に、どれくらいの大きさで印刷するかを設定できます。
・ファイルが複数ある場合は、1つにまとめてから印刷します。PDF形式にしていただきましたら、印刷機に接続したPCでPDFの結合やページの入れ替えなどが可能です。
【穴あけ印刷】
総会の資料をファイルに閉じて保存する、という方もいらっしゃるのでは。
印刷時に、2穴・4穴の穴をあけることができる機能があります。寸法は、2穴・4穴のルーズリーフの穴の基準に準拠します。
【封筒に発送先を印刷】
この印刷機はWordファイルの印刷ができます。ということは、
(1)Wordであらかじめ封筒の原稿を作成しておく(角2・角3・長3)
(2)(1)で作成した文書に、Excelなどで管理されている会員等の住所録等を流し込み、あて先の原稿を作成する
(3)(2)の文書を用いて、発送先住所を封筒に直接プリントする
・・・ということができます。封筒に団体名などの情報を印刷するのであれば、この方法を使うことで団体名のほかに、発送先も同時に印刷でき、タックシールに印刷して貼り付ける手間が省けます。
サポセンでは、情報誌の発送時にこの手法を使っています。「郵便別納」印もあらかじめ印刷すれば、郵便局の窓口にお金をともに差し出すだけ。かなり時短になります。
・1度に1,000枚以上の印刷をされる場合
・高白色紙(A3・A4判)の印刷をされる場合
・色上質紙(各サイズ)の印刷をされる場合
・封筒(角2・角3・長3)の印刷をされる場合
印刷機のご利用が年々増加しています。在庫管理には細心の注意を払っていますが、印刷用紙の在庫を確実に確保するためにも、ご利用の5日前までを目安に、いつ、どのサイズのどの用紙(用紙種類・色)を何枚程度印刷するかをNPOサポートセンターにお知らせください。
・ご利用には、和歌山県NPOサポートセンターの利用登録(無料)が必要です
・印刷は非営利目的のものに限ります