遠隔でできること、できないこと…わかやまNPOセンターの日記

先日、初めての印刷代行いただきました!

 和歌山県NPOサポートセンターは和歌山市にあります。和歌山市は和歌山県の北西端にあるため、日常的に来館いただけるのは東は紀の川市、南は海南市あたりまでの方が多いかな、という印象です。
 そのため、月1回は橋本市市民活動サポートセンター田辺市市民活動センターへ出張相談に出向いているほか、ZOOMによるオンライン相談も受け付けていますし、5人前後以上のグループからの要請をいただけましたら出張NPO相談・NPO講座をおこなうなど、県全域でサービスをご利用いただけるよう工夫しています。

 サポセンにある機器についても、今年度から長尺プリンタの印刷代行を始めました。梱包材の費用を含む手数料と、送料を合わせると、通常の長尺印刷より2,000円ほど高くなってしまうのですが、遠方から和歌山市に来られる旅費などを考えると結果として安くなるのではないかと考えています。

 新型コロナ禍を大きなきっかけとして、それまでやや敷居が高いとみられていたオンライン会議が爆発的に普及し、サポセンでも前述の通りZOOMによる相談を受け付けていますし、わたしたちも県外の団体などとの打ち合わせやセミナーの受講など様々な場面でオンライン会議を活用しており、わざわざ出向かなくても会議やセミナーなどをおこなうことが可能になりました。仮にそれが有料のセミナーであっても最近は小さな団体でもインターネット決済で料金を徴収することができるプラットホームはいくつかあり、これまでできなかったことができるようになった、それこそ機会均等が図られるようになったといえるかと思います。

 一方で、先日リアル出席したある会議で「やはりひざ詰めじゃないと本音をたたかわせることは難しいよね」という意見を聞きました。例えば組織の将来像を検討するような重要度が高い会議などがそれにあたるでしょうか。また、極めて機密性の高い情報を取り扱わないといけないような会議、試験のようなことをする場面などではさすがにオンラインでは難しいですよね。

 完全な機会均等は難しいとは思いますが、機会の格差をできるだけ低くする努力はしないといけないとも思います。わたしたちの取り組み、いま考えていることなども様々な形でご紹介していますが、様々な機会を設けていくことは必要なんだろうと。
 ご利用いただいている団体のみなさんからのリクエストもあり、「気軽にみんなでだべる会(仮称)」は開きたいと考えています。数年前に試行したことがあるのですが大コケしまして(汗)、しばらく控えていたのですが、やはりいろんな意見を交わすことでできること、生まれることは必ずあるはずです。

 ということで、うまく開催できる方法を考えているところです。それこそ、オフラインのみにするか、オンライン併用でいくか、いっそのことオンラインのみでいくかも含めて。もし実現した暁には、興味のある会にご参加いただければと思います。