
Microsoft社のOS「Windows10」が10月14日に基本的なサポートを終えることについては当方でも繰り返しお伝えしてきていますが、いよいよ半月を切りました。その影に隠れているような感じですが、Microsoft Office2016・2019も同日にサポートを終了します。
この夏に職員研修でおうかがいした某自治体のパソコンにはまだOffice2016が使われていまして、近々更新されるんだろうとは思っているのですが、はて、NPO関係のみなさんの間ではどこまでこの話が浸透しているのか、ちょっと不安です。
そういえば先日、ウェブニュースで「道路交通法などが改正された場合、ドライバーはどこでその情報を知るのか」という話題を見かけました。結論からいうと「免許更新時の講習の際に、直近でおこなわれた改正点の解説の機会が提供される」のだそうです。確かに自分の免許更新時もそんな感じだったと記憶しています。ただ、3年とか5年に1回の免許更新時の講習で短時間で教えられてもそれだけで覚えられるとは限りませんし、そもそもその時点で改正法は施行済みですので「免許更新時の講習を受けるまで知らなかった」では済まされません。
もちろん、様々なところで周知はされてはいるのですが、関係するプレスリリースや官報などを常日頃かじりついて眺める人なんてあんまりいないはず。たぶんニュースだなんだで知ることになるのでしょう。
ひるがえって、Officeの話。わたしは個人的にPCまわりのことは好きで、よく関係するニュースなどを見ますので知っていた、という感じなんですよね。Windows11非対応のパソコンの入れ替えも年度の予算単位で考えないといけませんので、早めから意識していたというのもあります。
先述の道路交通法改正も、例えば運輸業などの運行管理者資格をお持ちの方などであれば周知のことなんでしょうか。好きこそものの上手なれなんていいますが、好きであれば情報は自然と入ってきたりインプットされたりするんでしょうか。
そう考えると、Windows10やOffice2016・2019のサポートが切れるという話題も、特にパソコンには興味がないという方にとっては「そんなことになってたの?」という感じなのかもしれないですよね。たぶん、道路交通法改正などと同じように。
「いまあるものがなくなる」「生命や財産に影響を及ぼす仕様変更がある」というようなリリースはどのようにすればみなさんに響くんでしょうかねぇ。悩ましい話です。
